東京の新宿駅南口地区に所在し、高速バスターミナル、タクシー乗降場、鉄道駅などを立体的に配置、集約した地上4階建ての交通施設。日本で最大規模の高速バスターミナルである。運営会社は新宿高速バスターミナル株式会社で、日本バス協会と新宿駅周辺に乗り入れている主要バス会社が出資している。2006年4月に建設工事が起工され、16年4月4日に供用が開始された。それまで新宿地区内に分散し、利用者にとって場所が分かりにくいとされていた高速バス乗り場は、一部を除いてほぼここに集約された。ここを一大拠点として、全国に高速バス網が展開されている。また、鉄道駅と直結されたことで、利用者は、乗り換えのために重い荷物を持って長い距離を歩く必要もなくなった。「バスタ新宿」という名称は公募によって選定された愛称であり、正式名称は「新宿南口交通ターミナル」。「バスタ」にはバス・アンド・タクシーキャブ・ターミナル(Bus &Taxicab Terminal)という意味の他、「バスがスター(星)のように各地に放射する」といった意味も込められている。