過去に蜂に刺された経験があり、蜂毒性分に対するIgE(イムノグロブリンE)抗体を有すると、2度目の蜂刺されでアナフィラキシー(1型アレルギー反応)を起こす危険性がある。また、多数の蜂に何カ所も刺された場合も危険となる。そのような危険性の高い人が携帯できる治療薬がエピネフリンの自己注射薬である。さらに、そば、卵などの食物やアスピリンなどの薬物による湿疹、呼吸困難、血圧低下など、重い全身症状(アナフィラキシーショック)発現の予防にも使用が認められた(2006年3月)。本剤は現場で自己注射できる注射針一体型の注射器である。指示書により処方し、調剤薬局で購入する(登録制)。