パーキンソン病における症状の日内変動(wearing-off現象)の改善剤。1回100~200ミリグラム経口、1日8回以下。本剤は、COMT(COMT ; Catechol-O-methyltransferase)によるレボドパの代謝(OH基のメチル化)を阻害する、末梢COMT阻害剤で、レボドパの脳への移行性を高め、作用持続を延長する。レボドパ(L-ドパ)とドパ脱炭酸酵素阻害剤(カルビドパ、または塩酸ベニセラシド)との併用治療において、十分な効果の得られない患者に対し使用する。薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)のうち、CYP2C9の働きを阻害するので、酵素活性に影響を及ぼす薬剤との併用に注意する。