グラクソ・スミスクライン(GSK)が製造販売する、吸入式の気管支ぜんそく治療薬である。一般名は、フルチカゾンフランカルボン酸エステル(FF)-ビランテロール (VI) 配合剤。気管支ぜんそくは気道の慢性炎症で、可逆性の気道狭窄が生じることで症状が出る。従来は吸入ステロイド薬を第一選択薬とし、不十分な場合は長時間作用型のベータ2刺激薬が併用されてきた。レルベアはこれら2種について新規薬剤を配合した、世界初の1日1回吸入のドライパウダー散剤として2013年12月に発売された。すなわち吸入ステロイド薬にフルチカゾンフランカルボン酸エステル、ベータ2刺激薬にはビランテロールを用いている。従来のベータ2刺激薬であるサロメテロールに比べ、ビランテロールは作用発現時間が短いことが特徴とされる。