アメリカのアラガン社が開発した、緑内障治療薬。日本国内では、千寿製薬から商品名「ルミガン」として販売されている。成分であるプロスタマイド誘導体が眼圧を降下させるが、同時にまつ毛の毛包にも作用し、毛周期において成長を促進するため毛が長くなったり、太くなる副作用を発現することが判明した。この効果が薬効として認められ、2014年2月に塩野義製薬がまつ毛育毛剤として製造販売承認を取得。商品名「グラッシュビスタ」として発売された。ルミガン点眼液と同じ成分で、アメリカでも「ラティース」という商品名でまつ毛育毛剤として販売されているが、ルミガンとの違いは専用のアイブラシを用いたアプリケーターが付属する点である。ただし本薬剤は、保険適用されない自由診療処方の範疇に入る。