ストレッサー(ストレス要因)はストレスの原因となるものであり、ストレス反応はストレッサーによりもたらされる生体の反応である。ストレッサーには、災害、事故、事件、親しい人との突然の別れ、自分自身の病気・けがといったイベント(event ; 出来事)や毎日人からガミガミ怒られる、締め切りに追われるといった日々心の負担となる事柄(日常のイライラした事柄 ; daily hassle)がある。現代社会においては圧倒的に人間関係によるものが多い。対人関係におけるトラブルや、人からの支援がないということがストレスになる。ストレス反応では、身体の症状(頭痛、めまい、吐き気、腹痛など)、心の症状(イライラ、落ち込み、怒り、気力の低下など)、行動面の症状(酒やタバコの量が増える、過食、人に当たるなど)が見られる。早めに気づいて気分転換を図ることが必要である。ストレス社会においてはストレスは避けられないので、上手にストレスに対処すること(ストレス・マネジメント ; stress management)が大切である。