労働安全衛生法とは、事業者が労働者の生命および身体の安全と健康を確保する上で必要な事項を記載したもので、2006年に改正された。06年3月末に新しいメンタルヘルス指針(「労働者の心の健康の保持増進のための指針」)が示されたが、特に過重労働によるメンタル不調への対応が求められている。この法律は、「労働災害の防止のための危害防止基準の確立」や「責任体制の明確化及び自主的活動の促進」などの総合的な対策を促進することで、職場における労働者の安全と健康の確保と、快適な職場環境の形成促進を目的としており、労働災害防止のための事業者責任が明示されている。04年には厚生労働省から職場復帰支援プログラムが示されているが、リワーク事業(職場復帰支援事業)もスタートしており、05年より全都道府県で行われている。