インターネットを介したゲームや、ソーシャルネットワークがやめられず、日常生活に支障をきたした状態。多くの人はインターネットへの関わりを自分で管理できるが、中には熱中するあまり、健康や学業、仕事に重大な支障をきたす人もいるので注意が必要である。精神医療の現場では、まだ正式な病名として認知されてはいないが、インターネットへの依存傾向にある人は多い。日常生活に支障をきたすレベルといっても、程度はさまざまである。ネット依存を専門に扱う日本の医療機関はまだ少なく、2011年に国立病院機構久里浜病院医療センターに、専門外来が初めて設けられた。なお、インターネット依存症を正式な病名として位置づけようとする動きがある一方で、インターネットに依存することを医療の対象として扱うことに反対意見も存在する。