全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)が2012年にスタートした、がんの生存率集計システムを指す。がん治療を専門とする全国31病院からなる全がん協では、1970年代から30年以上かけて、院内がん登録というがんの統計を記録してきた。そこから、がんの治療成績(患者さんの生存率)を集計し、今回、1997~2004年に診断された全がん協加盟施設の院内がん登録のデータ24万件の情報公開を開始した。画面から診断年、がんの部位、臨床病期、性別、年齢など利用者が知りたい情報を選択して入力すると、KapWebが自動的に計算を行い、生存率を算出する。がんサバイバー生存率といって、治療開始からある一定期間生存した時点での生存率も算出表示が可能である。