日本移植学会が、2011年から発足することを発表した認定資格。臓器移植を受ける側の患者(レシピエント)や、その家族の支援にあたる。既存の移植コーディネーターは、主に臓器提供者(ドナー)への対応を担っており、レシピエント側の精神的援助などは医療専門職が兼ねていた。しかし、それでは十分な支援ができないため、資格認定制度を設立し、移植医療に寄与する新たな専門スタッフの育成を行う。同学会では、移植待機中の患者の生活や精神面の援助や、移植後のケアについても対応できることを目標として、資格試験の内容や教育カリキュラムの作成を進めている。