呼吸器感染症は、直接または間接の感染で起こる。呼吸器からの分泌液が付着した手、鼻などとドアハンドル、電灯のスイッチ、家庭やオフィス用具などのさまざまなものとの接触によって直接ヒトからヒトに伝播(でんぱ)する可能性がある。間接的なものとして、小滴によるものと空気を介した感染がある。呼吸の小滴は、鼻と口から会話の間に、またはせきやくしゃみをすることによって、放出される。混雑したところや密封空間ではこのルートによるトランスミッションは、より普通に起こる。危険を回避するためには、水と洗剤で表面をきれいにする、汚染の可能性があるものが鼻、口、および目に触れるのを避ける。頻繁な手洗い、せきや呼吸に際しエチケットを守ることや衛生問題についての周知徹底、せきかくしゃみをしている人々に接近しないこと、保護具の使用、などである。