特に症状がなくても医学的な診察や検査を行い、健康状態を把握して、病気を早期発見すること。日本では結核の早期発見を目指した集団検診が歴史的にも役割を果たした。その延長線上で、結核のみならず、様々な病気の早期発見や、予備群を見つけて生活改善を推進するという方向性に変化してきた。厚生労働省は医療制度改革の一環として、健診を強化することによる医療費の削減を期待しており、2008年4月から、40~74歳の医療保険加入者等を対象とした新しい健康診断である、「特定健康診査(特定健診)・特定保健指導」が導入されている。