植物から抽出された純度100%の精油(芳香物質)を蒸発させにおいをかいだり、薄めて肌に塗りマッサージをしたり、入浴剤として使用することにより心身をリラックスさせようとする療法。芳香療法とも訳す。フランスなどでは、この精油は医薬品扱いで、一種の医療行為として行われているが、日本では精油は雑貨扱いで、その使用にも資格など必要としない。最近では、エステティックサロンをはじめとして医療機関などでも使われたりすることもあるが、使用基準や精油の品質にもばらつきがある。精油の品質が悪かったり、使用法を誤って皮膚炎を起こしたり、家庭での使用で誤って火事を起こしたなどの事故の報告もある。1997年11月に「日本アロマセラピー学会」が発足している。