救急車を呼ぶかどうか迷った時や、今すぐ病院に行った方がよいかなど、緊急性を判断する時にアドバイスを受けられる東京消防庁のサービス。2007年6月にスタートし、都内から「#7119」をダイヤルプッシュするとつながる。安易な「119番」利用に歯止めをかけ、重症者など緊急時の対応の余裕を確保し、救急車の適正な利用をはかることが目的。救急相談センターの認知度は09年1月現在、いまだ低く、同センター開設後も軽症者の「119番」通報は後を絶たないのが現状である。利用実態調査からは、認知度の向上が安易な「119番」通報の減少につながることが示されており、総務省では、「救急安心センターモデル事業」として同様のセンターを全国に広げていきたい考えである。また、救急相談センターへの相談の半数近くを占める子どもに関する相談については、44都道府県で、「小児救急相談電話」(全国共通短縮電話#8000)も開設されている。