足の静脈血管にある逆流を防ぐための弁が障害され、そのために血流が滞り、血管が拡張して瘤(こぶ)のようになる病気。立ち仕事が多い人に発症しやすいが、年齢とともに患者数も多くなる。症状は、見た目の問題だけのことが多いが、痛みやだるさ、むくみがみられることもある。治療法としては、軽度の場合は長時間の立位を避けるなどの生活指導を行い、弾性の包帯やストッキングで症状の進展を抑える。重症になると、外科的な方法で問題となる静脈内部を固めてしまったり(硬化療法)、抜き取る方法(ストリッピング手術)がある。レーザーを使った治療法は、出血も少なく利点が多いものの、公的医療保険が使えず自費診療とされてきた。しかし2011年1月より、保険の適用が認められるようになった。