尿路結石に対する治療の一つで、最も負担の少ない治療法に分類される。結石破砕装置によって作られた衝撃波を体内の結石に照射し、破砕して、尿と一緒に体外へと排出させる治療法である。導入当初は腎臓の小結石のみが対象であったが、現在では比較的大きな結石や、尿管結石にも施術されている。しかし、多数回の治療が必要になり、補助療法を必要とすることも多い。結石が砕けても、体外に排出されない場合もある。体への負担が少なく、安全性が高いとされているが、妊娠可能年齢における女性の下部尿管の結石(骨盤周辺の結石)では、注意が必要である。妊婦、血が止まりにくい状態の人、腎動脈瘤が既往にある人も、避けたほうがよい。極度の肥満や小児などでは、結石の焦点合わせが困難な場合がある。尿路結石に対するその他の治療としては、尿管ステント留置、内視鏡による手術、開放手術などがある。