結核予防のためのBCG接種は、原則として生後6カ月までに1回、ツベルクリン反応検査なしで実施することが2002年に決まった。乳幼児の結核は、結核性髄膜炎、粟粒結核など重症なタイプでの発病が多く、その予防にBCGの有効性が認められている。しかし、BCGの再接種は、1995年に世界保健機関(WHO)が、有効性を示す証拠がなく勧められないとの声明を出し、97年に韓国が、2000年に香港が中止した。そして、その後問題が生じなかったので、日本で小学1年、中学1年時に実施されていたツベルクリン反応とBCG接種は、03年4月から中止された。