妊婦健康診査では、妊婦への問診、診察、血圧・体重測定、尿検査、B型肝炎母子感染防止事業を含む血液検査、保健指導などを行う。健康保険の適用外であり、従来は、妊娠前期と後期の各1回の健診が公費負担で無料となっていた。しかし、望まれる受診回数は、妊娠23週までが4週に1回、妊娠24~35週は2週に1回、妊娠36週以降は1週に1回であり、出産までの平均受診回数は14回、平均自己負担額は約12万円である。そこで、2007年度以降は妊娠中原則として5回まで無料で受診できるようになった。ただし、市町村事業であるので、無料となる回数も含め、具体的な実施状況は市町村により異なる。