日本ベビーフード協議会では、乳児および幼児の発育に伴い栄養補給を行うとともに、順次一般食品に適応させることを目的に製造された食品をベビーフードと定義している。原料は、鮮度その他の品質が良好で衛生的なものが使用され、衛生的な管理のもとに製造されている。レトルト、乾燥品、缶詰の順に多い。乳幼児の発育に応じて摂食時の物性は、(1)均一の液状、(2)どろどろ状または均一なペースト状、(3)舌や歯ぐきでつぶせる適度な硬さ、(4)歯ぐきでかめる適度な硬さのものがある。出生数の減少にもかかわらず、ベビーフードの生産・輸入量は増加し、多品種化、グルメ化が続いている。