救命救急センターと総合周産期母子医療センターとの連携により、緊急に救命処置が必要な妊産婦を、365日24時間、いつでも100%確実に受け入れる医療機関。2008年10月、脳内出血を起こした妊婦が、東京都内で8つの病院に受け入れを断られて死亡した問題を受け、09年3月に東京都が創設した。正式名を、母体救命対応総合周産期母子医療センターという。搬送対象は、救急車の救急隊員や産科医が、脳や心臓等にハイリスク症状があると判断した妊婦。搬送後に医師がハイリスク症状ではないと診断すれば、他の緊急患者の診療を確保するため、転院となるケースもある。10年2月の時点で、スーパー総合周産期医療センターに指定されているのは、東京都内の昭和大学病院、日本赤十字社医療センター、日本大学医学部附属板橋病院の3病院。