テニスをしすぎた時に起きるテニスエルボーともよばれる運動障害で女性に多い。前腕の筋肉に繰り返しかかる負担によって起きるが、上級者にはほとんど起きない。軽症ではひじの外側から手首にかけての痛みを感じる程度だが、重症になると握力が低下してコップや受話器などが持てなくなる。プレー中にひじの痛みを感じたらすぐに中止すること。プレー後も痛みが残る時は整形外科医の診察を受けること。予防は、(1)ウオームアップをする、(2)激しいストロークやショットを急にしない、(3)バックハンド・ストロークは両手でする、(4)筋力アップのトレーニングをする、(5)スイートスポットに当てる、(6)軽くて自分に合ったラケットを選ぶことなどである。