身体をすばやく動かす、敏捷性(agility)をチェックする体力測定法。往復持久走ともいう。敏捷性は野球、サッカー、バスケット、ラグビー、バレーなど、多くのスポーツに必要な体力要素である。日本では2008年に改定された文部科学省のスポーツテストから、20メートルシャトルランが、新たな項目として採用された。具体的な測定方法は、20メートル間隔で平行に引かれた2本の線の一方をスタートラインとして、合図音で他方の線へ向けて走り、足で線にタッチする。次の合図音でスタートラインへと走り戻り、同じようにタッチする。この動作を繰り返す。合図音より先に線に到達した時は、次の合図音が鳴るまで線上で待機する。合図音の間隔は、初めは長く、約1分ごとに短くなる。やがて合図音についていけなくなり、2回続けて線にタッチできなくなったら終了。判定は、最後にタッチできた回数で記録する。