X線を利用して、骨密度をチェックする骨量の測定法のこと。二重エネルギーX線吸収測定法ともいう。透過度の違う2種類のエネルギーレベルのX線を照射し、その透過率の差を用いて骨量を測定する。測定精度が高いだけでなく、測定時間も短いので、X線の被曝量が少なくてすむ、という長所がある。主な測定対象は、腰椎、大腿骨頸部、前腕部、全身骨など。とくにデキサ法による腰椎の測定は、骨量を測るうえでの標準法としても重視されており、骨粗しょう症の診断、経過観察、治療効果の評価に用いられている。ちなみに腰椎の場合は3分、全身骨でも8分以内に測定できる。ほかに体脂肪量も測定できる。