体脂肪、基礎代謝、筋肉量、骨量など、人体の組成を計測し、健康管理に関する情報を得る機器のこと。開発メーカーによってさまざまな表示方法、指標が用いられ、体組成計や体重体組成計などの名称で市販されている。最新の機種では、体幹、両腕、両脚といった部位ごとの皮下脂肪率、骨格筋率を測定する機能も備わっている。体重については、肥満度を示すBMI値も計算する。内臓脂肪については、脂肪の量が数段階で表示される。体重のうち、心筋や平滑筋を除いた骨格筋の占める割合を示す、骨格筋率も表示される。骨格筋は運動などで増やせるので、骨格筋率の数値が高いほど、筋肉質で太りにくい体といえる。生命維持のためのエネルギー消費量である、基礎代謝も測定する。基礎代謝は加齢とともに低くなるが、運動などで鍛えた体では高くなる。一般的に基礎代謝が高いほど、太りにくい体といえる。