電話サービスをインターネット上に構築する技術。VoIP(Voice over IP)とも呼ばれる。音声をインターネット上で伝送するための技術と電話機、または電話機能を実現するソフトウエア同士を接続する技術(シグナリング技術)の2つから構成される。音声をインターネット上で伝送するための技術は、現在ストリームメディアなどで用いられるRTP(Realtime Transfer Protocol:RFC3550)が用いられている。シグナリング技術は、いくつかの方式が利用されているが、SIP(Session Initiation Protocol: RFC3261)が主流となりつつある。また、従来の公衆電話網との接続技術も不可欠であり、Gateway Control Protocol(RFC5125)などの技術が用いられている。(RFCは「インターネットに関する技術文書」)