P2Pシステム(ピュアピア・ツー・ピアシステム)の代表例の一つであるNapster(ナップスター)では、利用者が持っているファイルのリストを中央のサーバーに登録することで各ユーザーが持つファイルの情報を収集している。この中央のサーバーをディレクトリと呼ぶ。ファイルが必要な場合は、ディレクトリにアクセスし検索を行い、提示される所有者のリストから適当な利用者を選択し、直接利用者同士でファイルのやりとりをすることになる。現在Napsterのサービスは停止されているが、こうした基盤の運用は利用者に移行されOpenNapなどの開発と運用に引き継がれている。