慶応義塾大学環境情報学部の村井純教授(当時、東京大学)を中心として、日本でのインターネット構築の実験と研究を行うために、1988年開始された。現在、代表は東京大学の江崎浩教授。参加メンバーは、大学、国立研究機関、企業の研究所などの研究者で、多岐にわたる。このプロジェクトによってWIDE Internetが構築され、さまざまな実験・研究が行われている。例えば、ISDNなどの新しい通信手段の応用や衛星を利用した複数受信者との通信機能、移動するコンピューターのためのネットワーク機能など、10Gbpsを超える超高速インターネットの運用技術確立と新しいアプリケーションの開拓など新しい試みが続けられている。