シェル(shell)は、Linux(リナックス)やBSD、Mac OS等のUNIXベースのコンピューターに標準搭載されている、基本ソフトウエア(OS)を操作するためのオープンソースソフトウエアである。2014年9月に発覚したシェルショックとは、LinuxやMac OS Xに標準搭載されている「bash」と呼ばれる種類のシェルの脆弱性を突いたもので、「バッシュバグ(Bash Bug)」とも呼ばれる。シェルの種類は他にもsh、zsh、csh、tcsh等が存在する。シェルショックは、bashを使うCGIスクリプトを搭載したWebサーバーなどに、外部ネットワークからHTTPリクエストに不正なコマンドを埋め込んだヘッダーを送信することで、任意のコマンドを実行することが可能になるというもの。つまり、外部のコンピューターからの不正侵入といった悪用につながる可能性がある深刻な問題であった。対策としては、脆弱性のあるbashを使わずバージョンアップをすることが求められる。