2015年1月、官民における情報セキュリティー対策の推進に関する企画および立案、ならびに総合調整を行う目的で、内閣官房に設置された組織。14年11月にサイバーセキュリティ基本法が成立したことで、同法に基づき、15年まで設置されていた「情報セキュリティセンター」を改組し、設置された。これと同時に内閣に「サイバーセキュリティ戦略本部」も設置されている。経緯としては、まず2000年2月、内閣官房に「情報セキュリティ対策推進室」が設置された。これを強化・発展させる形で05年4月、内閣官房に「情報セキュリティセンター(NISC)」が設置される。この組織は、同時期にIT戦略本部下に設置された「情報セキュリティ政策会議」の事務局の役割も担っていた。