ソニーがかつて1999年から2006年まで販売していたペットロボット(エンターテインメントロボットAIBO)。18年に新型「aibo」が発売されて大きな話題になった。初代は、1999年に1台25万円の値段で発売されたにもかかわらず、20分間で3000台が完売した。当時のロボット技術は、実用よりはエンターテインメントに徹した方がいい(失敗しても「愛嬌」ですむ)という判断の勝利であった。単純な機構にもかかわらず、意外に人間の方が感情移入しやすいことが、このロボットの存在で明らかになった。新型がどのように受け入れられるのか興味深い。