地球のあらゆる天候、内部の動き、海流の動きなどをシミュレーションするスーパーコンピューター。日本は国家プロジェクトとして地球シミュレータを作成している。これができれば天気予報、地震対策、漁業対策など広範囲な活用が期待されている。この実現には非常に高性能のスーパーコンピューターが必要になるので、国家戦略として開発し続けていくということにもつながる。2003年のTOP500で、当時最速のスーパーコンピューターとして顕彰されている。さらに国家プロジェクトとして、秒速10PFLOPS(ペタフロップス)の計算が可能な、汎用高速コンピューターの開発が行われた(→「京(けい)」)。