コンピューターを用いて人間の創造的な発想を支援すること。従来は紙と鉛筆を用いてアイデアを練っていたのを、紙と鉛筆をコンピューターに置き換えることで、さらに優れた発想が出るようにしたもの。発想支援は一般に三つに分類される。(1)そもそも何が問題か、現状はどうなっているか、といった問題提起と現状把握を行うための発散的思考支援、(2)数あるポイントの中で問題の本質はどこにあるか、といった本質追求を行うための収束的思考支援、(3)問題を解決するためのアイデアを形としてまとめるためのアイデア結晶化支援である。日本ではKJ法(川喜多二郎氏が提唱した、経験事実に基づいて概念化理論化を行うための方法)の影響が強く、KJ法に基づいた収束的思考支援を行うものが多い。