2045年にはコンピューターの能力が人間を超える技術的特異点(singularity シンギュラリティー)に到達するので、人類はそのときに備えなければいけないという、アメリカの研究者レイ・カーツワイル(Ray Kurzweil)が唱えている問題のこと。コンピューターの性能が今後も上昇し続けると、いつかは人間の能力に追いつき追い越す可能性がある。カーツワイルによるとそれが2045年前後だという。時期については議論の余地があるところだが、コンピューターの性能が人間の能力に部分的にでも少しずつ追いついて、そのうちに追い越すのは確かである。そのときに備えて、人類は、自分が大切にしていることがコンピュータに凌駕されたときのための、準備をしておく必要があると思われる。