2012年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した将棋のシステム。東京大学大学院の教員と学生が開催しているゲームプログラミングセミナー(Game Programming Seminar)のメンバーが開発したことから、この名がつけられた。数百台のコンピューターを並列で走らせることによって、高速で次の手を探索することができる。13年2~3月には、パソコン1台で駆動するバージョンのGPS将棋が、アマチュアからの挑戦を受け付けるイベントが開催されて話題になった。アマチュアが勝てば賞金100万円を獲得できるというもので、アマチュアの成績は3勝104敗だった。13年4月にはプロ棋士とコンピューター将棋が5対5で競う第2回将棋電王戦の第5局で、プロ棋士の三浦弘行八段と対戦して完勝した。