サービスを対象とした学問。これまで学問はもっぱら「モノ」を対象としてきた(それである程度の成功を収めてきた)が、これからは「コト」も対象とする必要があるということで、「コト」の代表格であるサービスを対象とした学問が始まった。「サービス科学」と「サービス工学」という用語はあるので、それらをまとめる用語として「サービス学」が提唱され、2012年には日本に学会も設立された。理系・文系が連携してサービス学の体系化を目指しているところに特徴がある。サービスという目に見えない「コト」と、情報という目に見えない「コト」には共通する部分が多い。このため、情報の専門家の果たす役割は大きいと期待されている。