マイクロソフトが開発したパソコン用OS。最初のバージョンは1986年に出荷されたが、普及は90年のWindows 3.0の登場を待たなければならなかった。その後、92年にWindows 3.1、95年にWindows95、98年にWindows98と順調に改良を重ね、2000年9月にはWindows Me(Windows Millennium Edition)の販売を開始した。
マイクロソフトでは、これらのWindowsと並行して、1993年から企業サーバー、ビジネス用途向けのOSとして、Windows NTを提供しており、2000年2月にWindows 2000と改称された。さらに01年秋には、次世代版Windowsとして、Windows XPを発売。これによってWindows 2000をベースとするビジネス用と一般消費者用のWindowsの一本化が実現した。
Windows XPは、企業、パワーユーザー向けのProfessional版と、家庭ユーザー向けのHome Edition版の2種類が用意され、市販のPCにはいずれかがプリインストールされている。またWindows Vistaは、企業向けは06年秋、一般消費者向けは07年初めに販売が開始された。さらに09年末にはWindows 7がリリースされている。
以降、Windows 8、8.1を経て、2015年に最後のバージョンとなるWindows 10がリリースされた。マイクロソフトはWindows 10以降、Windowsの提供方法を「製品としてのOS」から「サービスとしてのOS」へと転換する旨を発表。今後はWindows 10のままで改版され続けていく。なお、Windows 7は2020年1月にサポート終了を迎えるため、東京オリンピックまでに各企業はWindows 7からWindows 10への移行を迫られている。