USB Type-Cを使った電力供給規格。USB PDと呼ばれることもある。最大20V5A、100ワットの電力を供給できる。電力を供給するACアダプターを「ソース」、電力の供給を受けてバッテリーに充電したり機器を稼働させる側を「シンク」と呼ぶ。ソースとシンクは両端Type-Cのケーブルで接続された時点で通信を開始し、電力供給に使う電圧や電流を決めてから実際の給電が行われる。ロールチェンジの機能も提供され、ソースになったりシンクになったりもできるため、ACアダプターとパソコン、ディスプレイをケーブルで数珠つなぎにすることでデータをやりとりしながら、さらに各機器に電力を供給するといったことも可能になる。昨今では、PDをサポートするスマートフォンも増えている。