ウラン-235、プルトニウム-239など核分裂性核種(fissile nuclide)は中性子を吸収すると原子核が二つ(まれに三つ)に分裂し、余分な中性子を放出する。この現象を核分裂、分かれたかけらを核分裂生成物(fission products)と呼ぶ。1回の核分裂当たり約200MeV(メガ電子ボルト Mは106=100万)、石油の燃焼熱に比べ単位重量当たり200万倍のエネルギーが放出される。核分裂のしやすさは核分裂断面積(fission cross section)で表し、単位はbarn(バーン 1barn=10-24cm2)。