カッシーニはアメリカの土星探査機。1997年10月に打ち上げられ、2004年6月に土星に到着、土星周回軌道で探査を行っている。「ホイヘンス」プローブは、カッシーニに搭載された土星の分厚い大気を持つ衛星タイタンへの着陸機。開発はESA(欧州宇宙機関)が担当した。04年12月にカッシーニから分離され、05年1月14日にタイタンの大気に突入し、パラシュートによる着陸に成功。着陸後3時間40分にわたって観測データを地球に送信してきた。衛星、リング、土星本体などの観測データを送り続けている。搭載推進剤の残量が少なくなったため、17年9月に土星に突入させて運用を終了する。