旧ソ連が開発した大陸間弾道ミサイル「SS-19」を衛星打ち上げ用に改装したロケット。欧ロ合弁のユーロコット社が、衛星打ち上げ事業を行っている。地球低軌道に、1.9トンの打ち上げ能力を持つ。カザフスタンのバイコヌール宇宙基地ではなく、モスクワ北方800キロに位置するプレセツク打ち上げ基地から打ち上げる。ロコットの搭載電子機器はウクライナ製で、ロシアとウクライナの関係悪化に伴い、2014年にロシアはロコットの運用を16年で中止する決定を下した。ただし商業的に契約した民間衛星の打ち上げは、しばらく継続する予定。