NASA(アメリカ航空宇宙局)が開発した、他の恒星をめぐる惑星の発見を目的とした科学衛星。恒星の前を惑星が横切ると、その分光が弱くなる。多数の恒星の光度を高頻度で観測することにより、惑星が手前を横切った時の減光を観測し、惑星を発見しようというもの。直径1.2メートルの広視野反射望遠鏡を搭載しており、焦点面に配置した42個のCCD(撮像素子)で多数の星の光の強さを一気に測定する。2009年3月6日にデルタ2ロケットによって打ち上げられ、10年1月、初期観測データから5個の太陽系外惑星を発見したと発表。11年2月、初期観測データから約1200個もの系外惑星候補を発見したとの発表があった。