イギリスのヴァージングループ系列のヴァージン・ギャラクティック社の弾道飛行用有人宇宙船。商業宇宙弾道飛行サービスのために開発されている。パイロットと6人の乗客を乗せて、空中発射母機「ホワイトナイト2」によって高度1万5000メートルまで運ばれ、分離後にロケットエンジンを噴射して高度100キロに到達、6分間の無重力飛行の後に大気圏に再突入し、滑空して飛行場に帰還する。開発はスペースシップワンで民間初の高度100キロの有人飛行を達成したアメリカのスケールド・コンポジット社が担当。アメリカ・ニューメキシコ州のスペースポート・アメリカで商業弾道飛行サービスを開始する予定。搭乗券価格は20万ドルで、すでに全世界で600人以上が飛行を予約している。
2014年10月31日、1号機がロケットエンジンを噴射する動力飛行試験中に墜落し、パイロット1人が死亡、1人が重傷を負った。事故調査の結果、原因はパイロットの操作ミスと推定されている。