アンサリXプライズ(Ansari X PRIZE)に続く、アメリカのXプライズ財団(X PRIZE foundation)による宇宙賞金レース。2017年12月31日までに民間開発の探査機を月に着陸させ、無人探査車で500メートル以上を走行、なおかつ指定の高解像度画像を地球に送信した者に2000万ドルの賞金を出す。インターネット検索大手のグーグル(Google)がスポンサードしている。15年5月現在、世界各国から16チームがエントリーしている。日本は当初、世界11カ国の国際共同チーム「ホワイト・レーベル・スペース(white label space)」チームに、無人探査車の開発で参加していたが、欧州勢が撤退したため、日本単独のチーム「Hakuto(白兎)」として再出発した。探査車開発は、東北大学大学院工学研究科の吉田和哉教授の研究室が中心となって進めている。