民間資本による小惑星の組織的探査と、レアメタルなどの採掘を目的として、2012年4月に設立されたアメリカのベンチャー企業。グーグル創業者のラリー・ペイジ(Larry Page)や、「ターミネーター」「タイタニック」などの作品を手がけた映画監督のジェームズ・キャメロン(James Cameron)などが出資している。小惑星の探鉱という未来的な目標を掲げつつも、事業の進め方はかなり手堅い。(1)地球周回軌道に小惑星観測専用の宇宙望遠鏡「Arkyd Series 100」を打ち上げて、地球に近づく小惑星の発見と観測を実施、(2)それらの小惑星の近傍を通過して、フライバイ観測を行う探査機「Arkyd Series 200」で近接観測を実施、(3)目的小惑星にランデブーする探査機「Arkyd Series 300」で、詳細観測を実施、(4)実際の小惑星探鉱を実施、というビジネスプランを公表している。