ロシアのミグが開発した中型の多用途戦闘機、MiG-29フルクラムの最新発展型。機体形状はMiG-29を受け継いでいるが、エンジンに推力変向式の排気口を付けたことで、運動性が大幅に向上している。搭載する電子機器類もデジタル化され、コクピットも多機能表示装置を用いた完全なグラス・コクピットになり、新世代化が図られている。量産型では、レーダーにアクティブ式のフェイズド・アレイ・レーダーを装備する計画。現在1機のデモンストレーターが作られており、諸外国への売り込み活動が行われているが、まだ採用はない。ロシア空軍も導入する可能性があると言われている。