エンブラエルの大型地域ジェット旅客機ファミリーがEジェットと総称されるもので、70席級のエンブラエル170、75席級のエンブラエル175、90席級のエンブラエル190、95席級のエンブラエル195の4タイプで構成されている。ゼネラル・エレクトリックのCF34エンジンを双発装備し、胴体は長さが異なるだけで全タイプとも同じ断面のものを使用している。主翼は、エンブラエル170と175は同じだが、エンブラエル190と195では機体が大型化したことなどから、面積を増大したものを使用している(190と195は同じ主翼)。
操縦装置はコンピューター制御によるフライ・バイ・ワイヤで、操縦室のレイアウトなども全タイプ共通であることから、操縦資格限定の共通化が図られている。最初に実用化されたのはエンブラエル170で、2003年11月に型式証明を取得した。いちばん最後のエンブラエル195も06年7月17日に証明を取得して、4機種全タイプ就航している。日本でも170と175を、日本航空とフジドリームエアラインズが導入している。