パイロットが気付かないまま地表などに異常接近した際に警報を出す装置。(1)絶対高度2500フィート(約762メートル)以下で過大な降下率になった場合、(2)絶対高度2500フィート以下で地表への接近率が異常に大きくなった場合、(3)離陸後、降着装置を上げて絶対高度が700フィート(約213メートル)に達する前に降下率が検知された場合、(4)フラップや降着装置が着陸状態にないのに絶対高度が異常に低くなった場合、(5)計器着陸進入時にグライド・スロープから一定範囲以上に外れた場合、に警報が出る。地上接近警報装置に、GPSによる地形の変化などの情報を組み合わせて乗員に地面などへの異常接近を知らせるようにしたのが、機能強化型地上接近警報装置(EGPWS)である。多くの旅客機で整備が進んでいる。