ボーイングは、ボーイング737の最新シリーズである次世代737ファミリー(737-600/-700/-800/-900)について、エンジンをCFMインターナショナルのLEAP-1Bに変更するなどして、さらなる新世代化を行うことを2011年8月30日に発表し、737MAXファミリーと名付けた。このエンジン変更や、主翼端のATウイングレットなど機体各部での最新技術設計を適用することで、ライバル機よりも16%程度低い燃料消費と、7%低い運航経費を実現することを目標にしている。胴体の長さや客席数は次世代737と同じだが、737-600だけはMAX仕様は製造されず、その結果737MAXは、737MAX7/8/9/10の4タイプでシリーズが構成されることとなる。初号機(737MAX8)が15年12月8日にロールアウト(完成)し、16年1月29日に初飛行して、17年5月22日に路線就航を開始した。続いて17年4月14日には737MAX9も初飛行し、このタイプは2018年に路線就航を開始する予定である。