低運賃航空会社(LCC、格安航空会社ともいう)専用の旅客ターミナル・ビルで、関西国際空港のほか、成田国際空港でも建設されている。関西国際空港では平屋建てのLCC専用ターミナル・ビルが2012年10月にオープンし、これが日本初のLCC専用ターミナル・ビルとなった。成田国際空港では、東京国際(羽田)空港の再国際化に伴い、LCCの誘致を進めて差別化を図ることとし、当初は第2ターミナル・ビルを中心に運航した。しかし、この場合空港施設使用料を他の会社と同一にせざるを得ず、LCCにとっては大きな経費負担となる。LCCの低コスト運用を支援するため、より低コストで利用できるLCC専用のターミナル・ビルを建設し、15年4月8日に第3ターミナルとして供用を開始した。