JAXA(宇宙航空研究開発機構)が行っている将来航空機技術研究の一つで、超音速飛行に伴って発生する衝撃波(ソニックブーム)を低下させようというもの。大型気球から模型を落下させてソニックブームを計測する「D-SEND #1」と、低ソニックブーム設計により製造した超音速試験機による飛行試験を行う「D-SEND #2」が実施されている。D-SEND #2は2015年7月24日にスウェーデンで行われて、「低ソニックブーム概念設計」の実証に成功した。これでD-SENDプロジェクトは終了となるが、将来の超音速旅客機研究のため、ソニックブームの低減に向けた研究は続けられていくことになっている。